「偽りの同意は、堂々巡りの議論を避ける最短距離である。」とは、「戦争と平和」の中に出てくるトルストイの言葉です。
確かに、良いと思っていなくても、とりあえず同意してしまえば
その場は丸くおさまるし、めんどくさくないですよね。
しかし、仕事となれば話は別で、良いと思えない提案に対しては
きちんと反対意見を述べなければなりません。
そして、これはがまたなかなか難しい…。
反対するということは、つまり「批判」することになるわけですが、
言い方によっては相手の気分を害してしまいます。
それに、ただ「良くない」と言っても説得力がありません。
そんな風に言ったら、「じゃあおまえが自分で勝手にやれ」と
返されてしまうかもしれません(笑)
だから、反対したり批判したりするなら、
相手の意見よりもっと良いことを、みずから考案する責任が
あるのではないかと思います。
ただ単に「良くない」、「ダメだ」と切り捨てるのではなく、
「この方がもっと良いのではないだろうか」と建設的に示せば、
相手も気を悪くすることなく、話を聞いてくれることでしょう。
こう考えると、安易に批判はできないことがわかります。
なにしろ相手以上の考えを編み出さなければならないのですから。
でも、こういうスタンスでいれば考える力は確実に伸びると思います。
反対するだけなら誰にでもできます。
しかし、より良い案を出すには、知恵を絞らなければなりません。
建設的な批判。これは立派な「考えるためのトレーニング」です。
私もつい人の意見に対して「それ全然良くないじゃん」と感じて
しまうことがありますが、そういう時は責任を持ってより良いものを
考案できるように、しっかり考えていこうと思います。
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